自然由来の汚染土壌で最も発生頻度が高いヒ素の溶出試験を現場で行える「移動式 試験室」の製造・販売を開始しました。
~汚染土壌処理の現場におけるリスクを徹底管理~
オデッサ・テクノス株式会社 (本社:宮城県仙台市、代表取締役:栁本 紗美、以下 オデッサ・テクノス)は、汚染土壌処理の現場において、最も発生頻度が高い「ヒ素」の溶出試験を現場で行える「移動式 試験室」の製造と販売を2018年11月から開始いたしました。現場で溶出試験を行えることで、リアルタイムに浄化した後の土の状況を確認できるため、リスク管理や処理プラントの工程管理のツールとしてご活用いただけます。
▼移動式 試験室(重金属分析)https://www.odessa-t.co.jp/service/containerlabo/
開発の背景
国内の工事現場などで、最も多く発生する重金属のヒ素が含まれる汚染土壌について、現地で浄化処理を行うケースがあります。 浄化処理を行った浄化土は、公定法による溶出量分析で、基準値の超過がないことを確認した後に、現地でストックした浄化土の場外への搬出、あるいは現地での再利用が可能となります。 ただし、公定法での溶出量分析に約2週間を要するため、その間、浄化処理工程が設計通り稼働しているか、確認出来ない状況が続き、浄化処理工程を管理する上で問題となります。 オデッサ・テクノスでは、この問題に対応するため、公定法と同等の精度を有し、かつ短時間で溶出量分析が行える簡易試験法を開発しました。この簡易試験法による溶出量の確認を随時行うことで、浄化処理工程の維持、 管理が可能となります。
2018年、オデッサ・テクノスでは簡易試験法の試験室を、現地での浄化処理施設に併設し、公定法と併せて溶出量試験を行いました。また、この現地での経験をもとに、簡易試験法による溶出車両で運搬が可能な移動式試験室を設計、製作しました。
特長
1.最短3時間で溶出量試験が可能
汚染土壌の処理後、最短3時間でヒ素の溶出量の試験結果を確認することができるため、状況をリアルタイムに把握することが可能です。
2.車両に積載し運搬が可能なコンパクトサイズ
車に積み移動ができるコンパクトサイズの移動式 試験室のため、現場にすぐ導入が可能です。
※)床面積9.94~12.54㎡のユニットハウスに対応可能
3.現場で培った経験を反映した効率的なレイアウト
現場での経験をもとに、自社で設計・製作を行っているため、試験を行うにあたって効率的で機能的なレイアウトを実現しました。
4.排気設備で実験者の安全を確保
土壌の乾燥、解砕、ふるい掛けで発生する粉塵を室外に排出し、快適な試験環境を維持できる吸排気システムを導入しています。
概要
発売開始日 | 2018年11月 |
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価格 | ご希望の仕様/内容によって価格が異なるため、弊社 窓口までお問合せください |
サイズ | 幅2.0~2.3m x 長さ4.5~5.5m x 高さ2.5~2.6m |
URL | https://www.odessa-t.co.jp/service/containerlabo/ |
会社概要
商号 | オデッサ・テクノス株式会社 |
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代表者 | 代表取締役 栁本 紗美 |
所在地 | 〒983-0852 宮城県仙台市宮城野区榴岡2-2-10 |
設立 | 平成6年4月 |
事業内容 | 汚泥のリサイクルプラント製造・販売、汚染土壌の浄化技術など |
資本金 | 9,500万円 |
URL | https://www.odessa-t.co.jp |
本件に関するお問い合わせ先
企業名 | オデッサ・テクノス株式会社 |
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TEL | 022-254-6860 |
info@odessa-t.co.jp |